世間でローンを組めなかった時に「ブラックリストに載った」なんて言われますが、実際にブラックリストという一覧表があるわけではありません。実際にはCICをはじめとする信用情報の内容で判断されています。今回の内容はCICについてです。

上の画像が実際の記録になります。(白抜きはもちろん個人情報の部分です。)
これは簡単に言うと「クレジットやローンの記録」になります。最近、かなり問題になっているのは、携帯電話の本体の分割支払いのようで、通話料をうっかり払い損ねた、と思っていたら、携帯本体のローンも支払いできなかったため、未払いの記録が残ってしまった、ということがよくあるそうです。
ポイントは2点です。
1つ目は、下に一列で並んでいる「入金状況」で、「$」は問題なく支払いが行われた状況、「A」が支払いがされなかったことを示しています。
2つ目が、中央にある「お支払の状況」で、この真ん中あたりに「異動」と書かれていますが、これは支払いが61日(場合によっては90日)行われないとつくものです。
自分が住宅会社やフラット35を取り扱っている会社、知り合いの弁護士に聞いたところ、以下のような見方をするようです。
「入金状況」については、口座の残高不足などでたまに「A」がついてしまう(支払いができない)状況はまだ大丈夫だが、頻繁についてしまうと厳しい。
「お支払の状況」で「異動」がついてしまうと、銀行の住宅ローンやフラット35はまず無理。
※自分の場合、かなり事情が特殊だったのですが、まず「ついてしまった異動は、間違いでなければ消えない」ということでした。ですので、事情に関係なく、ついてしまったものは消えません。
その上で、弁護士に言われたのは「事情を説明したり、資料を追加で提出して、なんとか評価してもらうしかない」とのことでした。
そうは言っても、住宅ローンの場合、銀行との間に住宅会社の営業が入ることが多いので、自分で交渉できないのが厳しいです。
また、CICは記録を確認したことも記録が残り、あまり多くの金融機関で審査をすると「そんなに審査に出すなんて、何かマイナスの事情があるのでは」と見られてしまうようで、普通の買い物のように見積もりをたくさんもらう、というような手段が使えません。
ですので、一般的には、異動などがついてしまったら消えるのを待つのが正解、という感じです。ただ、記録は5年間は消えません。
